IE9ピン留め
わたしたちの教科書 最終回          12.4% 評:4
兼良陸の父親が援助交際をしていることを、明日香は自ら周りに広めることで、いじめのターゲットを朋美から自分に変え、彼女を助けていたのでした。

それから、明日香へのいじめは、彼女の不幸な生い立ちも重なり、激しさを増します。

視聴率が冴えなかったため最終回も 54分でしたが、もし延長されていたら、いじめに耐えている明日香を、朋美は黙ったまま見てみないふりをしているシーンが何度も映されたかもしれません。

「明日香は私の身代わりになってくれただけなの。心の中で何度も言いました。でも、私、言えなかった。何も言えず、黙っていました。」

小学校からの親友が自殺に追い込まれるまでいじめられているのを黙ってみている、ここにいじめの本質があるのではないかと思いました。

「間違いありませんか。死んじゃダメだよと、生きてなきゃだめだよと明日香は言ったんですね。」
「はい。」

積木の質問に朋美は答えます。事件のあったその日、明日香は飛び降りようとする朋美を励ましていたのでした。

自殺を思い直した朋美は窓から下ります。安心した明日香も下りようとしますが、足をすべらせます。彼女の死は事故だったのです。

足をすべらせ、窓枠も雨で濡れていたため掴むことができず、すべった手がそのまま下へ落ちていくシーンは胸に残ります。

朋美が振り向いた時、明日香はいません。下で女子生徒の叫び声が聞こえます。現場検証では、教室には誰もいなかったわけですから、朋美はその場を逃げるように去っていったわけです。証人喚問が終わった時、「私を死刑にして下さい」 という朋美は、明日香が身代わりとなっていじめられてから今まで、自分をどれだけ責めていたのか、計り知れないものを感じます。

真実を明らかにしたい、その気持ちだけでここまで進めてきた裁判でしたが、あまりにも残酷な真実でした。

「私は 1人じゃないってわかったの。私にも、私が死んだら悲しむ人がいるってわかったの。」

事故の直前、明日香はこう言って朋美を励まします。悲しむ人って誰なのか、少し謎でしたが、最後に判明します。それは、いじめを知らない、9歳のときの自分、そしていじめを乗り越え、社会に出たあとの大人の自分が悲しむだろうというのです。しかし、これではあまりにも可哀想すぎやしませんか。

このドラマのラストは彼女の残した文章で希望の光が差し込むシーンで締めくくっていましたが、明日香が不憫 (ふびん) でしょうがなくなる終わり方でした。

いじめ、自殺という社会的問題をかなりドラマチックに描き切っていました。脚本は坂元裕二、「愛し君へ」、「ラストクリスマス」、「西遊記」、「トップキャスター」 と、もう 2度と彼の書くドラマは見まい、と思っていましたが、どうして、どうして、素晴らしい作品でした。こういうのも書けるんですね。本当に彼が書いたの?

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# by keithsaito | 2007-07-02 03:12 | 2007年春ドラマ
バンビ~ノ! 最終回              14.4% 評:3
厨房とは、上下関係が厳しく、昔ながらの世界が今に残っている古い業界ですが、腕に自信をつけたら、新しい職場へ旅立っていくところはむしろ最新の業界とも言えます。

バッカナーレでは、退職する人に感謝の意を込めて、最終日にフルコースを食べてもらう 「恒例の儀式」 がありました。

この儀式、一般の会社でも取り入れるべきですよね。次の会社へステップアップする人、上司と喧嘩したり、仕事にやる気をなくして辞める人、結婚退職や家庭の事情、退職にもいろいろ理由がありますが、何年も働いてきた人です。いかなる理由であれ、最後は顧客としてその会社の最高のサービスを受けてもらう、単なる送別会よりもずっといいと思います。

恒例の儀式ができる会社こそ、いい社員が集まる、または育て上げる会社なのだと思います。

イタリアへ旅立った伴には、博多とバッカナーレ、2つの故郷を背負っています。つらい時、悲しい時に、2つを思い浮かべるわけです。それが、経験であり、人間の強さに繋がっていくのではないでしょうか。

さて、すべて見終わった感想としては、厨房でシゴかれ、ホール係で悩み、そして成長するところまでは最高に良かったのですが、終盤に入り、伴が徐々に落ち着いてきたため、安心感が物足りなさとなり、ややパワー不足のまま最終回を迎えたように見えます。

とは言え、誰もが抱える新しい職場や人間関係での苦悩がヒシヒシと伝わってくるいいドラマだったと思います。そして、自分も伴のように立ち直り、仕事をこなしたいと思った人は多かったのではないでしょうか。

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# by keithsaito | 2007-07-02 03:03 | 2007年春ドラマ
プロポーズ大作戦 最終回           20.9% 評:3
えー!? こんな終わり方、そりゃなんでも中途半端すぎるでしょう。

健も礼もお互いの気持ちを理解し合いましたが、期待して最後まで見ていた人の気持ちまでは理解してくれてなかったようです。

結婚式のスピーチで健は礼に告白をし、そのまま立ち去ると、1人教会で泣きじゃくります。礼は健を追いかけて式場を飛び出します。ここまでオーソドックスに来ていたのだから、最後も王道路線で行って欲しかったです。

「健三!」 タクシーで式場を後にする健に、礼は叫び続けます。でも、健は気付かずに視界から消えていきます。途方にくれた礼は教会の椅子に座り、今までの自分を反省します。とそこで妖精、三上博史が現れます。

「お前の言いたいことはわかっている。できることなら、あの頃に戻って人生をやり直したい。違うか?」

コクリとうなづく礼、まさか、まさか、今度は礼が過去に戻って人生をやり直す、そんなアホな展開でこのドラマは終わってしまうのではないか、エンディングまで、もうあと数分しかありません。

「いくら過去をやり直しても、結局、自分は自分でしかないんだ。過去を嘆く今よりも、今を変えようとする未来への意志が一番重要なんだ。今からでも間に合うと思わないか。」

礼は教会を飛び出し、再び健を追いかけます。

これでお終いです。この後に思いっきり盛り上げてこそ、恋愛ドラマというものではないでしょうか。前菜からメインディッシュまでおいしかったのに、何故かデザートのないフルコースを食べたような最終回でした。

拍子抜けのラストではありましたが、非常にノスタルジックな感傷に浸れる作品でした。思わず自分の学生時代を思い出してしまうドラマだったと思います。いいものを見たという感じです。

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# by keithsaito | 2007-06-27 02:23 | 2007年春ドラマ
ドラマ 視聴率
ドラマ視聴率です。
(一部 PDF で作成していますので、うまく見られない方は、エラー表示の出たブラウザの URL 欄を 1回クリックして ENTER を押すか、ダウンロードして見てください。)

その1 最近のドラマ視聴率
    ・最近の連ドラ視聴率表です。
    ・平均視聴率の棒グラフ、民放連ドラの折れ線グラフ、
     各話、単発ドラマの視聴率ランキングがあります。

その2 過去のドラマ視聴率
    ・2001年から最近までの過去ドラマ視聴率です。
    ・平均視聴率の年別ランキング、放送枠別ランキング、
     各話、単発ドラマの視聴率ランキングがあります。


<注意>
数値は関東のものです。
平均値は加重平均です。1分当たりの視聴率になります。
番組A 第1話 54分 15% 第2話 54分 10%
番組B 第1話 69分 15% 第2話 54分 10%
この場合、番組A の平均視聴率は 12.5%、番組B は 12.8% になります。
各数値はいろいろなところからかき集めたものなので、間違っている可能性があります。全幅の信頼は避けてください。

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# by keithsaito | 2007-06-27 02:18 | ドラマ 視聴率
LIAR GAME 最終回              13.6% 評:4
3時間スペシャルのうち、2時間は総集編でした。しかも、あれだけで、ライアーゲームの面白さが伝わったとも思えません。

今回の 「密輸ゲーム」 はカードの貸し借りが発生し、現時点で誰が、いくら密輸に成功したのか、または借金を背負っているのか、非常にわかりにくかったので、どうせ 3時間もやるのなら、もうちょっと、各個人の成績を都度見せながら、最後のゲームをじっくり見せて欲しかったです。

最初の 2時間は放っておいて、ラストの 1時間ですが、なかなかよかったですね。特にあの 「チャカチャカチャカチャカ」 の独特の音楽が興奮を誘います。引き分けにしないとわざと負けると言い出した直が 「ダウト」 とボタンを押したとき、そして、秋山が最後に密輸したケースの中身が 1億円だったとき、この音楽が盛り上げてくれました。

そして、何と言っても、フクナガユウジです。彼こそがこのドラマを盛り上げてくれた立役者じゃないでしょうか。これだけ憎らしく、愛すべきキャラはいません。フクナガ役の鈴木浩介は、芸歴は長いのにほとんど脇役ばっかりだったわけですが、今回で主役級の仕事がたくさん回ってくるんじゃないでしょうか。

毎回、いつも、「何言ってんだか」 とシラけさせてくれた、直の敗者をいたわる気持ちは、最終回で効果を発揮しました。どれだけ大金を目の前にされても、人の心を本当に変えるのは正直な心であり、その心には、どれだけ緻密で巧妙な作戦も通用しないのである、最後に大きなテーマで締めくくりました。

カネを賭ければ、人は真剣になり、時には正気を失います。冷徹なまでの心理戦を展開させながら、最後は人情味溢れる展開だったのですから、終わってみれば、優秀な作品だったと思います。

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# by keithsaito | 2007-06-26 02:54 | 2007年春ドラマ
わたしたちの教科書 第11回         10.7% 評:4
これはすごい急展開です。いじめを認めない学校、それを追求する弁護士という、単なる法廷ドラマではなくなってきました。

「いじめっ子でしょ。そんな悪いやつ、死刑になったらいいと思わない。」

夜の教室に忍び込み、兼良陸のノートを破る音也、彼は 2回、人を刺していますが、いずれもいじめっ子を標的としたものでした。彼の主張はいじめっ子を追放することで、学校のいじめがなくなるというものでした。

もちろん、彼の主張は正しいとは言えませんが、いじめっ子、いじめられっ子、そして傍観者であるクラスメイト、それぞれが話し合い、理解し合い、仲良くなれば、いじめはなくなる、という教育の理想は何も解決策を生み出さず、自殺という最悪の結果を招いています。

いじめの明らかな証拠がありながらも、断固として認めようとはしない雨木副校長は知っていました。いじめの存在を認めた学校は、すぐにマスコミからバッシングされ、教師も生徒もボロボロになることを体験済みだったのです。

そして、雨木自身、いじめを最も許せない教師でした。藍沢明日香の唯一の理解者は彼女だったのです。

いじめられっ子が死んでも、転校しても、また新たな標的が生まれ、いじめはなくなることはありません。では、逆にいじめっ子を追い出した方が平和になるのではないか? 音也の究極の解決策は、母親である雨木副校長に迷いを生じさせています。

またここで、善悪入り混じれてきました。普通なら主役圧勝で展開するはずなのに、再び両者の主張を正当に見せてきます。しかし、物語はラス前になって一気に盛り上がります。

積木は法廷で、明日香の落書きされた教科書を証拠として提出、裁判は重大な局面にさしかかります。しかし、裁判所よりも、喜里丘中学校の方が重大な事態となってしまいました。

兼良陸を人質にした音也が職員室に乱入、制止しようとした加地を刺してしまいます。うずくまる加地、音也は教師の目の前で、公開処刑を行うのでしょうか。

裁判なんてどうでもよくなってしまった、と思ったその時、法廷に朋美が現れます。自ら証人申請を行い、積木の質問を制して発した言葉は、「私、明日香が死んだとき、その教室にいました。」

今度は音也の乱入などどうでもよいと思ってしまう衝撃の発言、予告では、明日香は朋美の犠牲になったような会話をしています。

2人の少女が交わした思わず涙を誘ってしまう約束、最終回はこういう展開があれば、最高なんですけど。

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# by keithsaito | 2007-06-26 02:51 | 2007年春ドラマ
バンビ~ノ! 第10回              13.8% 評:3
念願のパスタ担当になった伴は上機嫌、たまたま高校の先輩にばったり会います。

その先輩は仕事一筋の伴を理解できません。せっかく若い時期に東京にいるのだから、遊ばなくてどうする、という考えのようです。しかも場所は六本木、朝まで遊べるところがたくさんあるところです。そんなところで働いている伴は自分の人生について考えてしまいます。

「休みの日とか夜とか、何して遊んでるの?」
「職場の仲間と居酒屋で飲みにいったりするけど、ま、それくらいですかね。」

どこの会社のサラリーマンだって、夜はそんなものです。

「休みの日は、勉強のためにたまにイタリア料理に食べに行ったりするけど。」

休みの日に勉強する、逆に尊敬してしまう話ですけどね。しかし、先輩は続けます。

「何か昔の人みたいだな。お前それでいいの? つまんなくねぇのそれで。俺は嫌だなそんな暮らし。ハードに朝から晩まで働いてさ、気が付いたら年取っているなんてさ。」

仕事をしていようとも、遊んでいようとも、気が付いたら年を取っています。毎晩遊んでいただけなら、年を取っても何にも残っていません。でも、伴の場合、気が付けば、腕に職が付いています。年を取ったと気付いたとき、後悔するのはどちらでしょう。

社長の鉄幹はバンビーノに戻って仕事をしたいと言い出します。遊ぶのなら若い頃でも、年を取ってからでも可能です。でも、バンビーノから始めるのと勉強することは若い頃はできても年を取ってからでは難しいと思います。

若いうちに大いに働き、勉強すべきなんですよね。

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# by keithsaito | 2007-06-26 02:48 | 2007年春ドラマ
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